返信 2024-03-28 Thu 22:13:58 No.10176853
デフレからの脱却宣言は「いまだ道半ば」 岸田文雄首相、予算成立受け記者会見
岸田文雄首相は28日夜、令和6年度予算の成立を受け官邸で記者会見に臨んだ。能登半島地震への対応を含め「重要施策を全速力で実行していく」と強調した。1兆円の予備費に関しては「被災地のニーズのくみ取り、復興基金設置の取り組みを進める」と述べた。
自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を踏まえ、「政治資金規正法改正に本格的に取り組む」と語った。
首相は経済政策に言及し、「約30年、デフレ経済をずっと見てきた」と強調。自ら「デフレ脱却」を宣言するかどうかに関しては「いまだ道半ばだ。抜け出すチャンスをつかみ取れるか、後戻りしてしまうか、これからの対応次第だ」と述べた。
また、6月から実施する1人当たり計4万円の定額減税に関し「官民が連携して、物価高を上回って可処分所得が増える状況を確実につくる」と訴えた。好循環を実現することにより、コスト型経済から成長型の新たな経済ステージへ移行していくことができるとの考えを示した。
また、中小企業の賃上げ実現に向けた対策を講じると強調。「労務費の適切な価格転嫁のため、下請法違反行為に厳正に対処する」と語った。
日銀が大規模な金融緩和策の柱であるマイナス金利政策の解除を決定したことに関しては「緩和的な金融環境が維持されるのは適切だ。政府と日銀は緊密な連携を堅持していく」と述べた。
https://www.sankei.com/article/20240328-TJZZUIDMKVPATCROUNIURBTLYE/